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メタファーという武器。

正直に告白すると、私はけっこう
感情の浮き沈みが激しい。
 
 
トップ・オブ・ザ・有頂天になったかと思えば、
すぐさまマリアナ海溝のように落ち込んだりもする。
 
思っていることが顔に出やすいし、
感情のまま動いちゃうこともある。
 

しかし、最近は自分のそんな性質を
自分で理解しているので、できるかぎり
 
「自分の精神状態のバランスを保つ工夫」
 
を、常日頃から意識するようにしている。
 
 
たとえば、自分の好きな音楽をスイッチにして
自分で自分を奮起させたり鎮静化させたり、
 
香り(アロマオイル)などの効用を用いて
集中したりリラックスしたり。
 
 
自分のダメな性質は理解しつつ、
必要な時に、必要な精神状態になれるために
ちょいちょい工夫をしていっているわけだ。
 
 
精神状態のコントロールは、音楽や香り以外にも
さまざまな方法があるんだけれど、
今回はその中で
 
「メタファー」
 
という、かなり効果の高い方法をお伝えしようと思う。
 
 
 
 
メタファー。
 
 
比喩というか暗喩というか、
 
「置き換えられる何か」
 
を持って来て、それを精神状態のバランスを保つのに
色々と使ってみるわけだ。
 
 
 
たとえば、
 
恋人同士でケンカをしているシチュエーションだとしよう。
 
その時に、自分たちが思っていることを
そのまま相手にぶつけると、大炎上してしまう。
 
 
「仕事と私、どっちが大事なのよ!?」
 
「そんなこと言ったって、こっちも忙しいんだよ。
 それとも、仕事やめろって言うのか?」
 
「そんなこと言ってないじゃない!
 あなたって、いっつもそう。あの時だって。。。。」
 
「あの時のことと、今は関係ないじゃないか!」
 
 
みたいな感じ?(笑)
 
 
 
こんな炎上をしそうな時に、メタファーを使う。
 
 
たとえば、ウサギのぬいぐるみに
 
「ワガママうさぴょん」
 
みたいなキャラクター設定をして、
自分の本心を、ウサギさんを通して言ってもらうわけだ。
 
 
女性がうさぎさんを動かしながら
 
「ワタシのご主人様が、さみしいって言ってるピョン」
 
なんて感じで、ウサギのぬいぐるみさんという
ワンクッションを置いて、自分の気持ちを打ち明ける。
 
 
「仕事とご主人さま、どっちが大切ピョン?」
 
「いや、そんなこと言われても。。。」
 
「もっと遊んで欲しいピョン!
 かまってくれぴょん!」
 
「うう、忙しいんだよねー」
 
 
みたいに話を展開させてから、
女性がうさぎさんのフォローをするというスタンスを取る。
完全に一人二役の芝居なんだけれどね。
 
 
「ワガママうさぴょん、
 名前の通りワガママだからさー」
 
 
と、こんな風にすると、少なくとも大炎上は
避けられることが多いと思う。
 
 
もちろん
 
「ワガママうさぴょん」
 
だけじゃなくて
 
「横暴な、くまおさん」
 
とか、
 
「上から目線の、ニャンコ先生」
 
とか、なんでもいいんだけれどね。
 
 
ぬいぐるみにキャラクター設定をして
そのメタファーでワンクッションを置くと
自分も相手も、なぜかすんなり受け入れられたりする。
 
 
 
 
そしてもちろん、メタファーは
ぬいぐるみだけじゃない。
 
もっとリアルなんだけれど、
実際はメタファーの効果を使っている例がたくさんある。
 
 
たとえば、飛行機の機内でタバコを吸っている人に
 
「喫煙は、法令により禁止されております」
 
なんていうのも、実はメタファー効果を含んでいる。
 
 
「喫煙すると、私たちが迷惑です」
 
なんてキャビンアテンドさんに言われると、
それはカドが立つ。
 
 
でも「法令により」というワンクッションを置くと
言いやすいし、相手も受け入れやすい。
 
 
また、機内のアナウンスで
 
「機長の判断により、シートベルトをお閉めください」
 
と言われるのと、
 
「私の判断ですけれど、シートベルトをお閉めください」
 
と言われるのでは、印象が違うと思わない?
 
 
相手に何かを訴える時に、
 
「私ではない何者か」
 
を意識して使うと、スムーズに受け入れやすくなる。
 
 
これは、完全にメタファー効果なんだよね。
 
 
 
 
さらに。
 
 
メタファーは自分自身に対しても使うことが出来る。
 
 
たとえば、
 
「今、心が乱れているのは、
 私の中の悪魔のご機嫌が悪いんだ」
 
「私の中の英雄に、悪魔を追っ払ってもらおう」
 
みたいな感じ?
 
 
まぁ、こんなにファンタジックな感じじゃなくても
 
 
「私の中の◇◇」
 
という、
 
「自分以外の何者か」
 
というメタファーを活用すると、
自分を客観的に見る事ができるようになる。
 
自分を必要以上に責めたりもしなくなるし、
行動もうながせるようにもなる。
 
 
 
 
さてさて。
 
 
「恋人や友人に、言いにくいことを言う」
 
「お客様に言う事を聞いてもらう」
 
そして、
 
「自分自身をうながす」
 
 
そんな風に便利に使えるメタファー。
 
 
気をつけて観察すると、このメタファー効果は
いたるところで発見できる。
 
 
「上司が言うもので、、、」
 
「規則ですので、形式上の書類だけでも」
 
「悪いことすると、鬼がくるよ!」
 
「ぜんぶ雪のせいだ」
 
 
メタファーをうまく活用できるようになればなるほど、
あなたの生活の質は、どんどん良くなってくるに違いない。
 
 
 
「なるほど。よくわかりました。
 で、どうやったらメタファーを
 うまく使えるようになりますか?」
 
 
と思ったあなたには、オススメの媒体がある。
 
 
これぞメタファーの集合体!
 
「人間は悪くない。すべてがこのメタファーのせいである」
 
という、現代に生きる人に送られたギフト。
 
 
それこそが「妖怪ウォッチ」。
 
 
もう、なんでもかんでも全部「妖怪のせい」だから、
一度見てみ?
 
 
気まずいことが起きたら、とりあえず妖怪のせいにしちゃおう!
 
 
。。。と、今回はこのオチを書きたかった(笑)
 
 
ではでは。
 

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