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ナナメから『三匹の子豚』パート2。

以前、「ナナメから昔話」シリーズってのを書いていて、
しばらくやってなかったんだけど、
ふと思いついたので書いてみたくなった。
 
 
ただ、以前のシリーズを見返してみると
すでに『三匹の子豚』はナナメに斬り捨てていたので(笑)
また別の視点からということで。
 
 
さて。
 
『三匹の子豚』のあらすじなんだけれど、
 
むかしむかしあるところに
仲がいいのか悪いのか分からない3匹の兄弟豚がいて
それぞれ家を建ててオオカミがやってきて暴虐のかぎりを
つくすけれど幸せにくらしましためでたし×2
 
っていうのだよな?(雑)
 
 
 
なんか、物語の展開上は
 
「コツコツとレンガの家を建てた末弟が偉かった」
 
みたいになってるけれどさ。
 
 
これ、違わね??
 
 
 
オオカミという使徒が襲来したときに、
まっさきに末弟のところに行ってたら
 
「フハハハハ!
 なんだその中途半端な家は!」
 
「いや、、、ちょっ、、、、
 まだ建設途中だから、、、、、」
 
「笑止!遅い遅い遅い遅い無駄無駄無駄無駄ァァァ!!」
 
ブハァーーーーーーーーーーッッッ!!!!!
 
 
っていう状態じゃん?
 
 
 
長兄と次兄が
身を呈して時間稼ぎをしてくれたから
のうのうと家を建てられたんだよね?
 
 
「くっ、、、、わらの家では
 奴を食い止めることはできない….!!!!!
 しかしッ!奴を今、ここで足止めしておかねばっ!」
 
って、哀しみを背負った長兄が
わが生涯に一片の悔いもなく頑張り、
 
 
「このシェルターには、あと二人しか入れないなら
 私が犠牲になろう」
 
って、死兆星を見た次兄がトキを稼いでくれた。
 
 
その結果として、主役になれてるんだよ末弟??
そこんところ、わかってる??
 
 
 
 
あとさ。
 
そもそも、どうなのよ?予算。
 
 
 
末弟、相続しすぎじゃね?
 
 
「新築建てまーす!」
 
って、一生に何回もあるようなものじゃないビッグイベントに、
 
 
「じゃあ、わらぶきで」
 
って言える長兄、立派じゃね?
 
 
弟たちに、財産を渡しすぎじゃん?
むしろ、相続放棄したからお金なかったんじゃね?
 
 
 
次兄は木造建築にしたけれど、
そこまでぜいたくできなかったから、
使徒(オオカミ)に壊されちゃったんじゃね?
 
 
それもこれも、
 
「末弟が喜んでくれれば、それでいい」
 
という、兄たちの愛があればこそじゃね?
 
 
 
そういう意味で言うと、
末弟は感謝が足りないんだ感謝が。
 
 
お兄さんたちがオオカミと戦っているところに
なぜ参戦しない?
 
なにのうのうとブヒブヒ家を建ててんねん!
 
 
なんて思ってしまうのでありんす。
 
 
さてさて。
 
 
なにかのタイミングでヒーローになる人はいる。
 
ただ、それは本当に本人だけの実力なのか?
 
 
その陰には、その「タイミング」を作ってくれた
愛のある功労者たちがいるのではないか?
 
 
そんなことを教えてくれる『三匹の子豚』。
 
 
みんなから愛される名作であり続けるわけですよね(違)
 
 
ではでは。
 
 
 
 

※以前の「ナナメから昔話」シリーズはこちらから。
https://exero.jp/category/naname

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