この前、わちゃーーっ！と人がたくさんいる
渋谷のスクランブル交差点の信号を
「ああ、あの人も、この人も
あっち行く人も、今すれ違った人も、
みんな、悩みがあるんやろうな」
なんて思いながら渡っていた。
※良い子のみんなは、横断歩道では、
考え事などをせずに気をつけてわたりましょう。
悩みがまったくないように見えても、
実は心の中では、ササクレみたいな
いろんな思いを抱えているんだろうな、なんてね。
もちろん、ワタシ自身も日々いろんなことがあり、
思いを巡らすこともある。
。。。んだけれど、最近思うのは、
「なんか、悩みのほとんどは結局、一人相撲だよなぁ」
ということ。
相手の本心なんて、わからない。
相手の意図なんて、どうとでも受け取れる。
そもそも相手はそんなに、こちらのことを考えてない。
つまりは、自分で勝手に
「こうであるに違いない」
と、頭の中で幻想を作り出し、
それを相手にドスコイドスコイやっているだけだ。
そして、その根っこにある思いは、
「もう少し、私のことを考えて
大切にしてくれたらいいのに」
「私の優先順位を上げてくれればいいのに」
というもの。
つまりは、わがままだ。
わがままの「まま」って、どんな意味なんやろ？
と見てみると、
「成り行き通り、思い通り」みたいな意味みたいやね。
誘われるまま、の「まま」
ままならない世の中、の「まま」
そのまんま東、の「まま」
あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ！、の「まま」
ってことは、
「わがまま」ってのは、
「我の１００％思い通り」という意味になる。
「ひとつ、わがまま聞いてくれない？」
ってのは、
「ひとつ、我の１００％思い通りに動け！
という命令を下すフハハハハ！」
ということになるわけだ いやならないよ。
いずれにしても、いつも期待通り、
思い通りになることはない。
思い通りにならない時に
作り出してしまう幻想相手になら、なおさら
「一人相撲で、毎回勝利！！」
ってのは、
「そいつは無理な相談やで」
となるよね？
そう。
相手には、相手の生活があり、価値観がある。
自分の中で優先順位
常時第一位が「自分」だったとしても、
相手の中では第一位であるはずもない。
やることの多い現代では、相手の中で
トップ１０に入ることすらまれだろう。
だから。
なんか思い悩んで、
相手の幻想と相撲を取りそうになったら、
「土俵を広げてみる」
ってのがいいのかもね。
頭の中で土俵を作り、
勝手に１対１の相撲を取っていても、しゃあない。
相手の世界の中では、１対１なんてことはない。
自分が想像をしている、１００倍は大きな土俵。
そこにいる、１００倍以上の登場人物。
一人相撲状態の想像から、
広大な土俵で繰り広げられている
乱取り稽古みたいな想像に変えると、
「ああ、相手は大変やな」
「私の思い通りになんて、ならんわな」
と、相手に優しい気持ちになれて、
結果として、自分も穏やかでいられるんじゃないかな？
さてさて。
人は一人じゃ生きられない。
さらに言えば、
人はあなたと二人の世界で生きているわけでもない。
たくさんの人間関係から、
たまたまめぐり合わせたのだから、
思い悩むくらいなら、その人の広大な土俵を見て
やさしくできればと思いますわ。
。。。いや、いつもできるわけじゃ、ないけどな。笑。
ではでは。