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「価格って、どうやって決めるの?」

私の友人には個人事業者の方も多く、
サービス業の方も多いので、
 
「イグさん、価格設定って
 どう決めればいいんですか?」
 
みたいな質問をちょうだいすることも多い。
 
 
いやぁ、むじゅかしいよねー。
 
 
「値決めは経営」
 
と、かの稲盛和夫氏も仰られているくらいなので、
価格設定には、ホント答えはない。
 
 
ただまぁ、個人的には、
そこは近江商人の「三方よし」の哲学で
決めればいいのかな?なんて思っている。
 
 
売り手サイドの都合だけで考えてもダメ。
買い手サイドのことだけを考えてもダメ。
 
みたいな感じだよね。
 
 
特に、ワタシのところに相談に来る方は、
 
「買い手サイドの事を考えて
 値上げなどに踏み切れない」
 
って人が多い。
 
 
そんな方々の話を聴くと、
 
 
「それで自分が疲弊しちゃって
 ビジネス続けられなくなったら
 悲しむのはお客さまですやん?」
 
とか、
 
「変化を恐れず、挑戦!!とか言ってる割には、
 アナタがお客さま離れという変化を
 怖がってるんとちゃう?」
 
 
とか思うんだけれど、
そこまではワタシの口からは言えない。
(書いてるけど)
 
 
 
で。
 
 
そんな時に思うのが、
 
自分(売り手)とお客さま(買い手)
以外の所にも目を向けると、いいかも?
 
なんてこと。
 
 
「世間」とかいうと抽象的すぎて
分かりにくいので、
 
 
「同じようなビジネスをやっている人たちの中で、
 自分の価格設定は適正かな?」
 
 
「高く設定することで暴利をむさぼってはいけない。
 しかし、安すぎる設定をすることで、
 ビギナーの芽を摘んでしまってもいけないよね?」
 
 
「自分の愛しているコンテンツや業界が
 今後も発展するために、自分の位置取りは
 正しいのか否か?」
 
 
なんて考えるのもいいかと思う。
 
 
 
個人的には、
 
自分のコンテンツやスキルが増え、
提供できる文化が醸成されたのであれば、値上げは
 
「同じようなビジネスをやっている人たちに
 道を譲ること」
 
にもつながる、とも考えられる。
 
 
考え方は様々でいいのだけれど、
 
「ビジネスが成長をしているのに
 価格を据え置く」
 
というのは、後進の邪魔をしている、とも
解釈することもできる。
 
 
数年前の自分ができなかったことが
今の自分には、できるようになっている。
 
のであれば、その
 
「数年前の自分」と同じような事業者に
お客さまを譲ることも美学なのでは?
なんて風にも思うんだよね。
 
 
 
さてさて。
 
 
お客さまにとって。
自分にとって。
 
という二者だけでなく、
もうひとつ俯瞰した視点を持つことで
自分の値決めに「軸」を持てたらいいよね。
 
 
それは、
「世間」でもいいし、
「業界」でもいいし、
「取引先」でもいいし、
「お天道様」でもいい。
 
 
 
安すぎたら、未来が疲弊する。
 
高すぎたら、未来に見放される。
 
 
未来に続く値決めを
していきたいものですわ。
 
 
ではでは。
 

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