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にわとりあたまで、うしあたま。

個人的に好きな、いましめ(?)の言葉として、
 
「鶏口牛後」
 
ってのがあるのね。
 
 
略さないで表記すると、
 
「鶏口となるも、牛後になるなかれ」
 
となる、と言われている。
  
 
知っている人は知っているだろうけれど(当たり前だ)
 
大きなもの従う(牛のおしりになる)よりも、
たとえ小さくても、かしら(鶏の頭、口)になった方が良いよ
 
という意味だそうだ。
 
 
 
もちろん、人の生き方はそれぞれだし
どんな生き方をしていても素晴らしいと思う。
 
私自身、上場企業の末端をやっていたこともあるし
それとは別に、小さな企業の中堅とか、
役員を務めていたこともある。
 
そして今は、普段は一人で活動と
さまざまな働き方をしている中で、
どれにも、それぞれ良い面があったと思うからだ。
 
 
 
その上で、
 
こと「チャンスに恵まれる」という点においては、
小さくても(というか一人であっても)トップ、かしらが
最も機会が多いな、という実感がある。
 
 
大企業の末端の時は、当たり前と言えば当たり前だけれど、
所属している企業を動かせることはなく、
いち所属部署ですら発言権がほとんどなかった。
 
(もちろん、私が若手グータラ社員だったからだけど。笑)
 
 
小さな企業の中堅とか、役員になると
そこでしか出来ない事もあったし、
チームの素晴らしさを学んだものの、
チャンスという意味においては、
 
「トップが最も大きいチャンスを持って来てくれた」
 
という感じが多かったかな?と振り返る。
 
自分なりには頑張った部分もあったと思うけれどね。
 
 
そして今、吹けば飛ぶようなミジンコ起業家だけれど、
「チャンス」という意味においては
それ以前よりも爆発的に多い。びっくりする。
 
 
 
その中で、もっとも大きなチャンスの違いは、
 
「ビジネス上の大物と会いやすい」
 
ということかもしれない。
 
 
いやね。
 
以前もビジネス上の大物と会う機会は
けっこうあったんだけれど、どうしても
 
「メッセンジャーボーイ」
 
というか、
 
「詳細は、社に戻ってお伝えします」
 
的なことが圧倒的に多かった。
 
 
それが、今は即答で
 
「やります」
 
「すぐできます」
 
と答えられることが増えたような気がする。
 
(※完全に、私の経験だけに基づくイメージです)
 
 
それだけで相手の心象が違うし、
仲良くなれる度合いとか、
知りあえる深さが違うように思う。
 
 
そして、ビジネス上の大物も、
 
「規模は違えど、同じような責任を背負っている人物」
 
として、こちらを見てくれているような気がする。
 
 
単なる、こっちの思い込みかもしれないし、
以前の私自身が「トップは他にいる」という
マインドだったからかもしれないけれど、
相手から感じる雰囲気がまるで違う気がする。
 
 
相手が違うのか、
それとも自分からの見え方が違うのかは永遠の謎だけれど、
とにかく違うことは意識できる。
 
 
 
で。
 
 
そんな経験の中、思うのは、
 
「鶏口となるも、牛後になるなかれ」
 
を、さらに一歩進めて
 
「鶏口となり、牛頭に交わる」
 
というのが、もっとも自分が成長し、
チャンスをつかみやすい状態なんじゃないかな?
なんて思う。
 
 
自分がトップであるという意識を持ち、
自分よりも大きな世界観を持っている人たちに会う。
 
肩書きとかじゃなくて、
あくまで世界観の大きな人に交わる。
 
すると、自分の世界観に好影響が生じて、
自分が成長する。
 
自分が成長すると、今まで見えていなかった
チャンスの種が見えるようになってくる。
 
それは、ビジネスにおいてもそうだろうし、
別のコミュニティにおいても同様だと思う。
 
 
 
さらに重要なこととして。

私自身は、あっちに転がり、こっちに転がりしながら
結局今は、会社としては一人でやっているけれど、
 
意識さえ変化できれば、
どんな働き方で、どんなポジションでも
 
「鶏口マインド」
 
「かしらマインド」
 
は、持てると思う。
 
 
企業で勤めていらっしゃる方でも、
自分の責任においてさまざまな決定をして
バリバリ活躍されている方は、たくさんいるのを
目の当たりにしているからね。
 
 
 
本業で「鶏口」にならなきゃダメ!なんてこともない。
 
 
副業でもいいし、
 
趣味の世界においてでもいいし、
 
なんでもいい。
 
 
また、「鶏口」になるためには、
部下がいないとダメ!なんてこともない。
 
自分が組織の末端であったとしても、
自分一人しかいなかったとしても
「鶏口」のマインドを持つことは、出来ると思う。
 
 
 
自分のマインドを「誰かのおしり」ではなく、
「小さくても、あたま」にして、
 
自分が興味を持っている世界において
より深く高い世界を見ている「牛頭」マインドを
持っている人と交わる。
 
 
そうすると、見えてくる世界が変わってくるように思う。
あなたは、どう感じるかな?
 
 
 
「鶏口となり、牛頭に交わる」
 
 
今、私の世界観に好影響を与え続けてくれている、
多くの「牛頭」の先輩、師匠たちに
感謝しながら。
 
 
ではでは。
 

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