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能ある鷹は爪を見破る。

今までいろんな分野での
達人、マスター、専門家にお会いさせていただいた。
 
それぞれの方は、ご本人たちの分野で
素晴らしい活躍をしておいでで、私自身
いろいろと学ばせていただいている。
 
 
そんな専門家の方々なんだけれど、
非常に面白いことに
周りに集まってくる人には、ある傾向がある。 
 
 
その本人が、どれだけ自分のジャンルについて
詳しいとか秀でているとかは関係なく、
 
「発信している、たった一言」
 
によって、集まってくる人が変わっているように思う。
 
 
 
 
それは、
 
「私は(自分の専門分野において)分かっている」
 
という発信をしている人と、
 
「私も、まだまだだ」
 
という発信をしている人の差。
 
 
その態度によって、専門家の周りに集まってくる人が
まるで違うという事実が、どうやらあるようだ。
 
 
その程度の差は様々なんだけれど、
 
「私は、このジャンルについては分かっている!」
 
と発信すればするほど、
そのジャンルの素人、というか、
 
「お得な情報クレクレ!」
 
みたいな人が集まる。
 
 
「私は、この分野においては神!!」
 
みたいに言っちゃったものならば、
もう魑魅魍魎みたいな、ワケの分からない人が
ガンガン集まってくる。
 
(特に、お金儲け系)
 
 
 
 
そして逆に、
 
 
「いやぁ、、、私もまだまだこのジャンルでは
 いち学徒なんですけれどね」
 
「このジャンル全体を100としたら、
 まだ私は0.1%も理解していないんじゃないかな?」
 
 
なんていうスタンスを取っている人であればあるほど、
なぜか賢く、人格的にも素晴らしい人が
お客様やパートナーとして集まっているように思う。
 
 
 
「分かってる!」と言うと、分からない人が集まり、
 
「分からん!」と言っているのに、分かっている人が集まる。
 
 
なんか、面白いよね。
 
 
 
おそらく、
 
そのジャンルについて「分からない」人は、
専門家の「言っていること」にフォーカスが向き、
 
「分かっている」人は、
専門家の「やっていること」にフォーカスを
向けることができるから起きる現象なんだろうけれど。 
 
 
 
 
もちろん、プロとしての実績も経験もなければ
 
「私は、分かっていません」
 
「ですよね知ってます」
 
という見事なまでのスルーになるのだろうけれど、
きちんとした専門家であれば、
発信のベクトルだけで、集まってくる人が変わってくるようだ。
 
 
これは、ビジネスでも、農業でも、趣味でも、
どんな分野においても、共通しているように見受けられる。
 
 
 
なので。
 
 
たまに、
 
「なーんか知らんけれど、
 最近、集まってくる人のクレームが多くて。
 どうすればいいか分かります?」
 
とか、
 
「レベル、っていうと悪いけれど、
 もっと尊敬できるような仲間に会いたいんだけれど
 そういう人たちは、どこにいるんです?」
 
という質問を受けるんだけれど、
その答えは、たぶん2つしかないように思う。
 
 
ひとつは、
 
自分の専門性と実績を高めること。
 
 
そしてもう一つは、
 
「分かっているブランディング」を緩めること。
 
 
 
そんな風に思う。
 
 
ブランディングは大切なのかもしれないけれど、
 
「私は○○の専門家です!」
 
と言えば言うほど、望んでいないお客様を
集めていることもあるっぽいなー、なんて思う。
 
 
 
「能ある鷹は爪を隠す」というけれど、
能ある鷹は、他の人が隠している爪を見破り、
相手に敬意を払って寄ってくる。
 
 
「弱い犬ほどよく吠える」というけれど、
その吠え声に、さらに弱い犬は強さを感じて
相手に守ってもらおうと寄ってくる。
 
 
そんな事実があるように思います。
 
  
 
、、、と、何の専門家か、まるで分らないワタシが
何を言っているんだか?と思うけれど、
何かの参考にしてくれたらうれしいです。
 
 
ではでは。

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