先日、初めてラジオにゲスト出演の
オファーをいただき、収録を体験させていただいた。
大阪のFM局【ウメダFM】での体験だったんだけれど、
今回はそこで感動した出来事を話したいと思う。
さて。
収録当日、今回オファーをしてくださった
パーソナリティの弁天ラミさん。
ディレクターの池内佳代さん、
ミキサーをしてくださった村山裕希さん、
そして社長である天井規雄さんと、
番組の打合せをさせていただく席に着いた。
いやぁ、すごいぜ!?さすがプロ!
「はじめまして、こんにちは。
今日はよろしくお願いいたします」
というあいさつから、実際の収録までは
わずか1時間強。
その間に、初めてラジオに出演する私を
リラックスさせ、
「この人たちと仕事できるなんて、最高!」
と思える「チーム」を作ってしまう。
全員が、「より良いものを作っていこう」という
気持ちにあふれた、素晴らしい方々だった。
その中でも、特に舌を巻いたのが、
全員の「聴く力」。
ラジオという「聴く」メディアに
関わっているからなのか、
全員が、ものすごく「聴く耳」を持ってらっしゃった。
とにかく、こっちの提案に
とことん耳を傾けてくれる。
ラジオと言うメディアのことは、
完全に知識ゼロ!という私。
そんな、ど素人もいいところの私なんだけれど、
「どうやったら、リスナーの方に
楽しく聞いてもらえるだろうか?」
と、色んな提案をしてみたんだよね。
普通、
そんなど素人の話なんて、耳を傾けるどころか
「分かってない奴がごちゃごちゃ言うな!」
「お前は、俺たちの指示した通りに話せばいいんだよ」
と、ウザく思うのが当たり前だと思う。
私が逆の立場だったら、
言葉に出さないまでも、カチンと来ているのが
顔に出てしまいそうだ(笑)
でも、今回出演させていただいたウメダFMの方々は、
こんなど素人の話に、
「なるほど!」
「じゃあ、それで行きましょうよ!」
と、真剣に耳を傾け、さらにはこっちの提案を
気持ちよく受け入れてくれた。
これって、本当にすごい事だと思う。
自分たちにとって神聖であるはずの“土俵”に
初めて上がってきた素人に対して、
「自由に相撲をとってみていいよ」
と言える度量。
感激した。本当に。
それは、
「ラジオ関係者だから、耳が鍛えられている」
とか、
「ゲストには気持ちよくやってもらいたいんじゃないの?」
といったようなことを超越しているように感じた。
「この方々は、本当にゲストを尊重し、
聞いてくださっているリスナーを尊敬し、
自分たちのエゴではない仕事をされているんだな」
と、心から頭が下がった。
で。
たぶんなんだけれど、誰でも、
「心から尊重し、敬意を払っている人の話は、
ちゃんと聞く」
と思う。
ってことは、私が誰かの話を
スルーしている時があるのだとしたら、
それは相手に本当に失礼な事だよね。
だって、その人のことを尊重、尊敬していない、
ってことになるのだから。
うぇぇぇ。ヒドイわー。
どんな人がゲストに来ても、
会った瞬間に敬意を払い、その人の話を聴く。
そんな「あり方」を持っていらっしゃるのは、
本当にすごいと思う。
私自身も、出来る限りそんな「あり方」でいたいなぁ、
と思う。
どんな人でも、会った瞬間に敬意を払い、
その人の話を聴く。
そして、その敬意を、ずっと持ち続け、
話を聴き続ける。
今の私にとっては、それは壮大な理想だけれど、
そんな人になれるよう、意識して行きたいと思いますわ。
新しい体験だけでなく、
素晴らしい人と出会わせてくれた
弁天ラミさんに感謝。
そして、出会ってくださった
天井さん、村山さん、池内さん、
本当にありがとうございました。
ではでは。