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たき火に見る成功法則。

春まっさかりだというのに、
今日は「たき火」の話。
 
ええ、季節感を完全に無視して
お送りいたします(笑)
 
 
さてさて。
 
キャンプとかバーベキューの時に、
火を起こすじゃない?やったことある?
 
それって、完全に成功法則に従ってないと
できないんだなぁ、なんて
またいつもの妄想が始まった。
 
 
 
火を起こす時。
 
薪を用意して、火種を薪にうつすことで
火を燃え上がらせようとする。
 
でも、大きな薪に、いきなり火をつけようとしても
なかなか燃え上がらないじゃない?
 
はじめは、着火剤とか燃えやすいものに引火させて、
それからどんどんと大きな枝、そして木に
燃え移らさせてゆく。
  
このプロセスに、うまくいく原理原則が
すべて詰まっているような気がする。
 
 
 
その原理原則を読み解くには、
たき火に必要なものを、少しだけ他のものに
置き換えればいい。
 
 
まず、「火種」は、自分のやる気、決断。
 
 
そのやる気は、燃え上がるような
 
「ぐおおおお!!!燃え上がれ俺の小宇宙!!!」
 
みたいな時もあるし、
 
「よし、じゃあ、やってみようかな」
 
といった、ささやかな「火種」の時もあるだろう。
 
 
いずれにしても、この「火種」だけは、
よそから持ってくることはできない。
 
誰かから「やれ!」と言われてやることは、
「火種」になっていないから、
どんなに頑張っても「たき火」は起こせない。
 
誰かから言われてやることは、
火種がないまま、たき火を起こそうとすることなので
 
どんなに労力を払っても、
 
どんなに上手く行きそうでも
 
成功には結び付きにくい。
 
 
ほんのささやかな「火」でもいいので、
自分のハートから出ている火が必要じゃないかな?
なんて思う。
 
 
 
ただ、ハートが燃えていても、
それだけで成功するかどうかは、わからない。
 
ものすごい、すさまじい、ガスバーナーのような
「火種」ならば、
どんなものも巻き込んで大きな炎を生むかもしれない。
 
ただ、通常は初めてやることに、
そんな強力なモチベーションを持つことは
なかなか難しいのが人間じゃない?
 
「本当にできるか自信がない」
 
と、誰かにネガティブな事を言われたら
たちまち吹き消えてしまうような
「火種」のことだって多いだろう。
 
 
 
そこで必要なのは、「着火剤」だと思う。
 
現実世界で言う「着火剤」は、
たとえばセミナーであったり、
たとえば先を言っている人のアドバイスであったり、
たとえば本であったりすると思う。
 
 
自分のハートの火を、
勢いよく燃え上がらせてくれる「着火剤」。
 
 
新しい知識に触れ、
講師のエネルギーに触れ、
文章から伝わる「熱」を感じ、
同じ「火種」を持っている仲間たちに触れ、
 
自分の「火種」を「小さな炎」に変えてゆく。
 
 
そうすることで、自分の熱量を上げて、
自分だけの「たき火」を作り上げる準備をする。
 
 
 
「着火剤を使うなんて、邪道だ」
 
「たき火は、自然の木だけ使わないと」
 
なんていう意見もあるだろう。
 
 
そんなプロセスにこだわるのも
時に必要かもしれない。
 
 
でも、大抵の場合は、
 
「どうやって火を起こしたか?」
 
よりも、
 
「その火で、何をなしたか?」
 
の方が大切だ。
 
 
なので、自分のささやかな火を
燃え上がらせる「着火剤」「燃料」になる
セミナー、本などは、じゃんじゃん利用して
いいんじゃないかな?と思う。
 
 
 
 
ただ、
 
だからと言って、ずーっと着火剤だけを使って
火を燃やしているのは、どうなんだろう?
 
 
セミナー等は、基本的に揮発性だ。
 
 
そこで燃え上がっても、その火を持続させるためには
日常生活に、その火を燃え移らせる必要がある。
 
 
セミナーの場だけで輝けるのは、
高い着火剤に頼って火を持続させ、
 
「燃えてる燃えてる」
 
と悦に入っているにすぎない。
 
 
それだと、「たき火」の醍醐味としては
味気ないかもしれない。
 
 
自然にある薪を自分の足で集め、薪を見極め、
熱量があがってきた自分の「火」を
自分の日常という「自然の薪」に燃え移らせる。
 
それこそが必要だと思うんだよね。
 
 
はじめは、なかなか燃え移ってくれない。
 
「このまま、着火剤だけ使っていたほうが楽だな」
 
なんて思う時もある。
 
 
でも、小さい枝から燃え移らせて、
少しずつ大きな火にしてゆく。
 
すると、ある時、
大きな薪が、赤々と燃えあがる時が来る。
 
ひとつ大きな「燃え上がる薪」が出来たら、
あとはそう難しくない。
 
火が燃え上がり続けるように、
薪をくべて行けばいいだけだ。
 
そうなった後は、たまに着火剤を入れたら
ものすごく大きな火にもなる。
 
 
 
火種から、着火剤。
 
着火剤から、小さな枝。
 
小さな枝から、大きな薪へ。
 
 
火を燃え移らせていけばいい。
 
 
 
ただ、当たり前の話だけれど、
そうやって大きくした「たき火」も、
薪を切らせたら、いつかは消えてしまう。
 
薪は、新しいもので、
「炭」になりかかっているものから比べたら
頼りないし、一時的には熱量を下げてしまうこともある。
 
 
でも、常に新しいもの、新しい概念、
新しい人との出会いがなければ、
せっかく大きくなったたき火も
 
「くすぶって」
 
消えてしまう。
 
 
古いものも大切にしつつ、
新しいものも受け入れていくことが、
「今」を維持し、さらに大きくしていく秘訣なんだろうね。
 
 
 
 
そして。
 
その「たき火」が果たす役割が終えたのであれば、
山火事を起こさないように、きちんと消すのも大切だろう。
 
 
誰かの迷惑にならないように、
自分で起こした火に、責任を持つ。
 
そしてまた、必要になったら
自分のハートに宿る「火種」から始めればいい。
 
 
たぶん、1回目よりも2回目。
2回目よりも3回目の方が、よりうまく、早く
「たき火」にできるだろうからね。
 
 
 
 
火種。
 
着火剤。
 
そして、自然の恵みである薪。
 
 
タイミングと順番を見極めて、
より上手に、いつでもどこでも
必要な時に
 
「たき火」
 
を起こせる人になりたいなぁ、
と思いますわ。
 
ではでは。
 

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