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役割を果たし切るという事。

月並みで申し訳ないけれど、感動しました。
 
ソチオリンピック女子フィギュア。
 
 
 
浅田選手。
 
メダルは絶望的となり、
自分でも満足のできなかったSPでの演技。
 
 
常人のメンタルだったら、
翌日のFSで、力を発揮すること自体が
とてもじゃないけれど、出来ないだろう。
 
 
日本人の期待を一身に背負い、
極限にまで自分を磨きあげる。
 
 
途中には、競技とは関係のないところで
悲しい事が起こったりもする。
 
 
それでも、やる。
 
 
そして、やってのけた。
 
 
 
言葉で言うと簡単だけれど、
私自身は、彼女の千分の一、万分の一もできていない。
 
 
素晴らしすぎる、ありがとう。
 
 
 
 
 
 
 
鈴木選手。
 
SPでは、浅田選手をはるかに上回る得点を出しながら、
多くの日本人は、浅田選手への注目ばかり。
 
 
本人は、
 
「その方が、自分の演技に集中できる」
 
と、浅田選手に感謝をしているそうなんだけれど、
 
 
「それにしても。。。」
 
 
とも思ってしまう。
 
 
それでも、鈴木選手も、自分が磨きあげてきた
最高の演技を、本番で出来るように
自らの力を解き放つ。
 
 
その「あり方」に、頭が下がります。
 
本当にありがとう。
 
 
 
 
 
 
 
村上選手にも、心からの感謝をしたいと思う。
 
 
ただ、上記2選手のことですら
私は「にわかファン」であるのに、
 
さらに村上選手は、それ以上によく知っていないので、
ご本人や、以前より応援していた方へ失礼のないように、
ただただ感謝の気持ちを送りたいと思います。
 
 
 
 
 
 
そして。
 
 
 
 
 
さらに、女子フィギュアだけでなく、
今回のオリンピックに出られた、すべての選手。
 
 
スポットライトを浴びた人もいるだろうし、
そうでない人もいる。
 
 
でも、自分を磨き続けた結果、
「国の期待」という、すさまじいプレッシャーを
いつの間にか背負う事になり、
 
その中で最高の自分を出すために、命を燃やす。
 
 
そんな「あり方」に、
ただただ深く頭を下げたいです。
 
 
 
 
そして、オリンピックに出られなかった選手たち。
 
 
様々な思いを胸に、自分が出るかもしれなかった
ステージを見ている事だと思う。
 
 
でも、そんな多くの選手たちがいるからこそ、
オリンピックの競技として、成立もしている。
 
 
 
複雑な思いの中、
 
「次は、私が」
 
と思っている選手もいるだろうし、
 
「次は、この想いを、次世代に託す」
 
という選手の方もいるだろう。
 
 
 
自分の100%。それ以上を燃やしても
そこにたどり着けなかったとしても、
その、命の燃焼に、最大の敬意を払いたいと思います。
 
 
 
 
ありがとうございます。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
昔。
 
ただ生意気だった私の学生時代。
 
 
 
「スポーツなんて、何も生み出していないのに
 なんでお金が受け取れるんだろう?」
 
 
なんて、斜に構えていた私がいた。
 
 
 
今、タイムマシンがあったのなら、
そんな自分をぶん殴ってやりたい。
 
 
 
選手は、この世の中で最も大切なものを生み出し、
我々に贈り続けてくれている。
 
 
 
それは、言葉にすると陳腐になる。
 
 
この記事を読んでくれているあなたは、
言葉にしなくても分かってくれるだろう。
 
 
 
 
 
ありがとう。
 
 
 
 
 
 
 
そして、ふり返る。
 
 
自分は、どれだけ命を燃やしているだろう?
 
 
どれだけ、ギリギリを生きているだろう?
 
 
 
 
それが、自分のためであったとしても、
他の誰かのためであったとしても、
 
 
自分は、どれだけ、日々やれているだろう?
 
 
 
 
もう、全然やっていないんだよね。
 
 
 
 
スポーツ選手。
 
 
プロのミュージシャン。
 
 
ビジネスを立ち上げてゆく人。
 
 
 
 
命をかけてやっている人の
千分の一、万分の一も、やってない。
 
 
 
それでいて、文句ばかり言っている。
 
 
恥ずかしい事です。
 
 
 
 
 
だから、
 
 
今、画面に見えている選手。
 

その後ろに何百倍もいるであろう、
画面には見えない人々。
 
 
 
その人たちの、千分の一くらいは、
自分も頑張らないと申し訳ないな。
 
 
 
と、思い返す。
 
 
 
 
 
私も、何億分の一の確率で
地球に生まれて来る事が出来た
 
「選手」
 
であることには、間違いないのだから。
 
 
 
 
 
思い出させてくれて、
本当にありがとうございます。
 
 
ではでは。
 

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