先日、久しぶりに参加者の立場で
セミナー会場に足を運んでみた。
そこでは、各ネットのメディア
(フェイスブックやブログ、メルマガなど)の
効果的な活用の仕方や、
自分が主催するイベントなどの
戦略的な仕組みづくりなど、
さまざまな
「知らんかった!」
「できてなかった!」
を学ぶすることが出来たのね。
いやー、自分が今まで、いかに各メディアの特性を
充分使いこなさずに
「ハサミを使って、釘を打とう!」
みたいにしていたのかを、痛感しましたわ。
そして、
「よしっ!
もっとみんなが喜ぶような使い方に
徐々にシフトしていこう!」
と、週明けからの自分のアクションプランを
練り始めたわけ。
で。
そのセミナーでの学びも、非常に深いものだったんだけれど、
それに負けずとも劣らない学びが
その後の懇親会で待ち受けていたのは、本当に衝撃だった。
私は懇親会の席で「生しぼりレモンサワー」を飲みながら、
以前からの友人と、近況報告や
セミナーの感想をシェアしていたんだけれど、
その友人は、
「今回のセミナー、とても良い内容でしたね」
と絶賛をしながらも、
「でも、ぼくは、今日学んだことをやりませんけれどね」
と言いだしたんだよね。
なんですと!?
「いい内容でした」「ためになりました」
と言いつつ、セミナー後の感動もおさまらない懇親会会場で
まさかの「教えてもらったこと、やらない」宣言!?
ぬぬ?
こやつノウハウだけ知っていればいいという
ノウハウコレクター??
いやいや、彼はさまざまな実践を重ねて、知る人ぞ知る
相当な実績を積み上げている人物。
それは、ないだろう。。。???
と、彼の真意をはかりかねていると、
彼は笑顔を向けながら、こう教えてくれた。
「以前は、ぼくも、教えてもらって
“これはいい!”を思ったものは、
なんでも自分でやってみていたんです。
でも、それだと結局、非効率なんですよね。
なので、今は自分がもっとも得意な分野で実績を出して、
そこで得た利益を使って、誰かにやってもらうようにしたんです」
なるほどーー!!
と、思わず膝を打ったんだよね。
私なんかは、学んだことで「素晴らしい!」と思ったことは、
つい、自分だけの力でやろうとしてしまう。
でも、自分ができるからと言って、
素晴らしいと思ったこと全てを、自分だけでやっていたら
時間がいくらあっても、足りなくなってしまう。
能力的にも、それが好きで得意な人からすれば
私がやらない方がいい事も多いだろう。
よく、自己啓発系のセミナーなんかでは、
「学ぶだけではなくて、行動しよう!」
というメッセージは多いけれど、
「お金や報酬を支払って、誰かにやってもらう」
というのも、れっきとした「行動」なんだ、
ということを、あらためて思い出させてもらった次第。
彼はやさしいので
「イグゼロさんは、やれば何でもできちゃう人なので
そのワナに陥りがちかもしれないですね。
私も、同じようなタイプだったので、わかります」
とフォローをしてくれたんだけれど、
たしかに「なんでも自分で!」というビョーキにかかってるなー、
と、わが身を振り返ってみた。
さてさて。
この世の中に
「やると効果のあること」
「やると素晴らしいこと」
というのは、あふれかえっているし、どんどん増える。
でも、自分の時間も能力も有限なのだから、
「自分のやることは、絞る」
「そして、やった方が良いことは
誰かにやってもらう」
という方が、関わる全員が幸せになるな、
と、思い直した。
生しぼりレモンサワーを飲みながら
「コレ、もっと絞れるんじゃね?」
とレモンにキツくあたるよりも、
わが身を振り返れよ!俺!
と、教えてくれた彼とレモンに深く感謝した次第だね。
今後、どう「絞る」かは、
また別の課題として残るんだけれど、
「ひとつに絞って、あとは任せる」
という、「任せる行動」をひとつひとつやって行きたいと思います。
ではでは。