以前から、まぁまぁ不思議だったことがある。
それがタイトルに書いたことだ。
いや、厳密にいえば
「なんで、売れない占い師とかコーチがいるのか?」
ということ。
もちろん売れている人もいるだろうから。
というのも、
占い師やコーチは、
クライアントさんの深い悩みやニーズに
とことんまで耳を傾けるプロだ。
そして、そんな人々の深いニーズを
何十人、何百人と聴いている。
そんな深いニーズを知り尽くしているのだったら、
それを世に出せば、それだけで売れるやん、
という謎だ。
「私はセールスが苦手で、、、」
という話ではなく、淡々と
「あなたは、こういったことで悩んでいませんか?」
「これが欲しいと思っていませんか?」
「こうなりたいと思っていませんか?」
と問いかけ、
「私、それを解決するのを手伝えます」
と言えば、それでセールスは完了だ。
相手の深いニーズを理解していれば、
砂漠で水を売るように簡単に売れる。
しかし、現実には
売れていない占い師や、コーチ、
あるいはそういった「人の悩みに寄り添う職業」の人がいる。
誤解しないでほしいのは、
そういった人たちを馬鹿にしているワケではないということ。
ただ、純粋に
「相手が欲しいものが分かっているのに、
なんで売れないのだ?」
という、セールスコピーライターの疑問だ。
そこで、
「なぜ売れない占い師さんやコーチさんがいるのか?」
ということを、誰にも頼まれていないのに
分析してみようと思う。
さて。
つらつら考えるに、いくつかの要因に束ねられたので、
それを一つ一つ見ていきたいと思う。
【 1.そもそも需給が合っていない 】
「売ってます!」という供給している人に比べて
「買いたいです!」という需要が少ない。
「定期的に占いやコーチを受けています」
という人は、ワタシの周りにはいるけれど、
一般的に流布しているとは言えないだろう。
なので、普通の売り方をしている占い師さんは
限られたパイを奪い合うレッドオーシャンにいる。
年間平均1万円は占いやコーチに使う、
という人を200人、安定的にクライアントさんにしていて
やっと年商200万円。
日本全国の占い師さんが1万人以下で、
年平均1万円使う人が、赤ちゃんや高齢者含め
全人口の1.5%以上なら、成り立つ。
でもたぶん、占い師さんはもっと多く、
年平均1万円使う人は、もっと少ない。
【 2.万能ゆえにオーダーメイドすぎる 】
占いもコーチも、他の「聴き職」も、
カバーできる範囲が広い。ってか広すぎる。
「あなたが人間ならば、私のクライアント候補です」
ってなってしまう。
残念ながら、そういったものにお客様は飛びつかない。
ただでさえ様々な情報が飛び交っているのに
「何にでも!」というものは、
お客様の視界から、かき消えてしまう。
お客様の深いニーズを毎日のように聴いていたとしても、
それは、それぞれのお客様に「オーダーメイド」したものなので
ニーズが絞り込みにくい。
また、「じゃあ、○○専門にしよう」ということに
提供する側が抵抗ある場合も多いだろう。
「何でも作れるので言ってください」
というレストランに入りにくいのと同じ理由だ。
【 3.相手に委ねる美学ゆえに押せない 】
占い師さんもコーチの方も、
一所懸命、クライアントさんの幸せを願う。
ただ、良識のある占い師・コーチであればあるほど
「最終判断は、相手に」
という美学を持っている。
そうなると、
「あなたに必要です。買いましょう」
というセールスは、自分の美学と真逆に触れる。
こちらが決断の手綱を握ることに、
その矜持ゆえにためらいがあるのだ。
結果として、肉食系の競合に持っていかれる、
ということもあるだろう。
これは能力の問題ではなく、
「人を大切にしようとする人ほど陥りやすい構造」
なのかもしれないね。
【 4.本人のこだわり 】
上記にもかかわってくるのだが、
最終的には本人のこだわり、というか
フィルターが大きい部分もある。
「売る」ということそのものに罪悪感がある。
(それが必要とされていたとしても)
提供するのであれば、「この形」じゃないとイヤだ、
という信念。
鑑定やセッションをしている時は相手が見えるのに、
いざ「売る」となると、まるで違ったニーズに
フォーカスを当ててしまう。
などなど。
それは当人の「思考のクセ」なのだけれど、
それをいちいち指摘してくれる人は、そういない。
だって、言う必要ないし、
たいていはイヤな顔をされるからね。
なので、「豊かになりたい!」と思いつつも、
同じことを繰り返してゆく。
さてさて。
書いてみて分かったけれど、
これって、占い師さんやコーチさんに
限った話ではないのかもしれないわ。
・需給が合ってなくて、
・売る側が「コレは万能!」と思っていて、
・相手に委ねる美学を持っていて、
・こだわりもある。
これ、全部、売りにくいです(^^)/
解決策としては、
・需要のある場所に絞り込む。
・万能は後回しにして、コンセプトを明確にする。
・背中を押し、責任を引き受ける美学も持つ
・こだわりは、一度フラットに。
ということだけれど、それが難しいよね。
なぜなら、上記を受け入れることは、一度
「今の自分は、間違っている」
ということを、心の底から思い知らないといけないから。
ってなワケで、なんかの参考になれば幸いです。
ではでは!
