「わたし、いつも不安なんです」
「どうやったら、
この不安を抑えられるんですか?」
そんな風に、いつも色々と心配をしていたり
不安を抱えていたりする人って、いるよね?
それは本人の自由だ、と言ってしまうのは簡単だけれど、
本人だって、好き好んで不安になっているわけじゃない。
(まぁ、中には好き好んで不安になって
周囲の注目を集めている人もいるんだろうけれど)
なので、
今回は、不安を軽減させる方法を
シェアして行きたいと思う。
今回の方法で、完全に不安がなくなるワケじゃない。
けれど、人によっては、かなりの効果が期待できるので
不安を感じた時に試してみるといいかもしれない。
さてさて。
そもそも、「不安」とは、一体なんなんだろう?
「不安」の定義は?
(ほら出たよ。イグゼロの定義好きが(笑))
もちろん、様々な定義があっていいと思うんだけれど、
端的に言えば、不安とは、
「まだ起きていないネガティブな可能性を
妄想している状態」
と言えるように思う。
起きてしまったことは、「不安」とは呼ばない。
それは「トラウマ」だったり、
「失敗体験だと本人が思っていること」だろう。
まだ起きていない事だからこそ、
人は「不安」に思えるのであり、
あくまでも可能性の一部でない限り
「不安」に思ったりは出来ない。
例えば、
100階建てのビルの屋上から
丸裸で飛び降りたら、その降下中に
「私、生きていけるか不安なんです」
なんて風に思える人は、まずいない。
「実際には起きていないこと」
「可能性」
を、ネガティブに考えるクセこそが
不安の正体であり、すべてだ。
だから、このクセを軽減できれば
不安は少しずつでも解消していく事が出来る。
また。
自分が話す言葉は、自分に対して催眠をかける。
どんなに不機嫌であっても、
歌を歌ったりしているうちに
機嫌は多少治っていく。
「ルパンルパーン♪ 真っ赤な~、バ~ラは~♪」
「いや、そこルパンルパーン♪じゃないから!」
と、1人でツッコミでも入れようものなら、
機嫌の悪さなんて、どこかに吹っ飛んで行く。
逆に、自分が元気な時でも
「自分のダメなところを、10コ考えてみよう」
「今まで人を傷つけた
ワースト10をランキングしてみよう」
なんて思い始めたら、明るさが取り柄のサザエさんですら、
体育座りで膝を抱え込みながら、うつになる。
不安を感じている時に「不安」という言葉を使うと
それをより強化してしまう。
なので。
「不安」という言葉を、つい口にしそうな時には
別の言葉に置き換えて見るといい。
そうすれば、不安という状態を助長させずに済む。
「まぁ、言っている事はわかりますよ。
じゃあ、不安と言わずに、なんて言えばいいんですか?」
と思うかもしれないけれど、
不安って言うのは、さっきも書いたとおり、
「まだ起きていないネガティブな可能性を
妄想している状態」
なわけだから、ここから
ネガティブ要素を少し和らげればいいんじゃないかな?
たとえば、
「未来志向」
とか、どう?
冒頭に書いた
「わたし、いつも不安なんです」
「どうやったら、
この不安を抑えられるんですか?」
も、「不安」を「未来志向」に変えるだけで、
ずいぶん印象が変わる。
「わたし、いつも未来志向なんです」
「どうやったら、
この未来志向を抑えられるんですか?」
なんて言われたら、
「へぇ、良かったじゃん?」
「いや、抑えなくて、よくね?」
となる(笑)
「いや、不安な時に、
そこまでポジティブになれませんよ」
っていう場合は、表現を控えめにしてもいい。
たとえば、
「妄想中」
とか、
「無限の可能性の中から1つを選ぶのが好き」
とか。
あるいは、もっとネガティブに
「いじましいほど、今あるものを失いたくないケチ」
とかでもいいよ?
「不安」という響きには、
ネガティブな中にも、ある種の
「美しい弱さ」みたいなものが含まれている。
だから、悲劇の主人公癖がある人は、
「不安」という言葉を好んで使うことも多い。
なので、そんな化けの皮をはがして、
「ケチで、執着していて、
それを口にしたり思ったりすることで
悲劇に酔いしれたいナルシストなんです」
と言いきってしまう、という方法もあると思う。
ポジティブ、ネガティブどちらでも好きな方で
自分の状態を変えてしまえばいいんじゃないかな?
言葉は、その本人に最も催眠をかける。
なので、言葉を少し変えるだけでも、
感情は大きく変化する。
と話す私自身も、自分の言葉の催眠効果に
充分注意したいと思います(笑)
今回の話は、なにも「不安」という
言葉だけでもないよね?
あなたがよく使っている言葉、口ぐせ。
それを、他の言葉に変換することで
今までとは違う感情を味わえるとしたら、
それは、どんな言葉でしょう?
ではでは。