おかげさまで、
色んな人が相談をしてくれる。
相談内容は、
ビジネス的なこともあるし、
人間関係的な事もあるし、
恋愛相談もあるし、
ダイエット相談みたいのもある。
相談内容も様々だし、
相談してくるスタンスもまちまち。
個人的には、よほどのことがなければ
どんな内容の相談でもいいし、
どんなスタンスで相談してきてもいいかな?
と思っている。
その上で。
こっちの助言をうまく活用して
ハッピーになってゆく人と、
なかなかうまく行かない人のスタンスには、
共通したポイントがあるな、と感じた。
そして、このポイントは、
ビジネスやお金においても、
人間関係においても、
恋愛においても、ダイエットにおいても、
その人自身が持っているスタンスなので、
本人の「うまくいく度」がはかれたりもしちゃう。
もちろん、
今回のポイントだけで人間そのものをはかる、
なんていうのは失礼だし、冒涜だとも思う。
ただ、
「ああ、なるほど。ココが違うのか。
私も気をつけようっと」
と感じた点があったので、
今回はそれをシェアしたいと思う。
さてさて。
うまく行く人と、行かない人のスタンスの差。
もう、シンプルに言っちゃうけれど、
うまく行く人は、アドバイスに対して
「サポート」を求めて聞きにくる。
うまく行きにくい人は、アドバイスに
「解決」を求めて聞きにくる。
そんなスタンスの差があるように感じるんだよね。
つまり、うまく行く人は
「最終的には自分で決めるけれど、
この部分だけ、ちょっと助言してくれる?」
みたいな感じで相談してくる。
そうじゃない人は、
「こういうことがありました。
さ、解決してください」
と、「丸投げ」を繰り出してくる。
「あなたは、いつ柔道家になったのだ?」
と言いたくなるくらいの勢いで。
もちろん、個人的には
どちらのスタンスであっても、
出来る限りの協力はしているつもり。
だけど、
なぜか結果的にうまくいくのは、前者の
「サポート」を求めてくる人の方が
圧倒的に多い。
また、感謝してくれるのも、
圧倒的に「サポートだけ」派なのが面白い。
極端なケースだと、こっちは
「ひと言」
だけしか言っていないのに、
あとの全てを自分の中でパズルのように組み合わせて
「おお!なるほど!」
と、勝手に理解して、自分の問題に取り組む。
そして、素晴らしい成果をあげた後に
「ありがとう!おかげでうまく行ったよ」
とお礼を言ってくれる。
ナニソレ?
ワタシ ナニモ シテマセンヨ?
と思うんだけれど、本人的にはありがたいみたいなので
こっちもお礼の言葉を、ありがたく頂戴する。
対して、
こっちとしてはものすごく頑張るものの、
「解決して!」派は、ちょびっと残念。
だいたいは、あまり進展しないまま
「あのさ、この前の解決法だと、
解決しない気がするんだけれど?」
と、新しい解決方法を求めたり、
連絡が来なくなったりする。
まぁ、うまく行って連絡がこなくなるのなら
まぁ、いいかぁー、と思う。
だいたい、忘れられることが多いね。
まぁ、こっちも勝手に相談に乗っているんだから
いいんだけれどね☆
そして。さらに。
世の中を俯瞰した時に、
最近、恐ろしいことに気づいてしまった
もう、こんなことを書くと敵が増えそうなんだけれど、
まぁ言っちゃおう。
世の中に出ている商品で、
いわゆる「アッパー層」をターゲットに
している商品であればあるほど
「サポート」
を前面に押し出している事が多く、
そうじゃない人をターゲットにしている会社、商品ほど
「解決」
を前面に押し出しているように思う。
たとえば、ダイエット。
何をもって「アッパー層」と言うかは微妙だけれど、
「あなたの運動をサポート」
とか、
「食事のバランスをサポート」
みたいにお客さんを集めているところもあれば、
「これなら痩せる!」
「ダイエットの決定版!」
「これで痩せなければ、諦めろ!」
的なうたい文句を前面に出しているところもある。
そして、なぜか「サポート」の方が
値段が高かったりもする。
そして、たとえば、恋愛・出会い。
「あなたの出会いをサポートします」
「ご縁をつなげるお手伝い」
みたいなところの方が、
なぜかマトモっぽくて、
「ココなら会える!」
「女性会員増殖中!ここで会えなきゃバカ」
みたいなところは、なんかいかがわしい。
これはお金儲け系でも、他のジャンルでも
似たような傾向がある。
たぶん、「解決」系の最高峰は、
よく雑誌の裏表紙なんかに広告が載っている
「はめるだけでお金持ちになれるブレスレット」
「金運が運ばれてくるサイフ」
「異性が寄ってくるペンダント」
みたいな奴なんじゃないかな?(笑)
さて。
人間心理として、自分に自信のないことや
初めてやることは
「まるっと解決」
してくれる方に誘惑されるのも分かる。
私だって、いつもフラフラしてるからね。
でも、たぶん「解決」という甘い蜜は、
あなたを本当に解決に導くよりは、
提示した人のフトコロを太らすだけに終わる可能性も高い。
どちらかいうと、「サポート」してくれるスタンスの方が
良心的なところが多いかもしれないよね。
さらに。
もしあなたが何かのサービス業をやっている場合、
あまり「解決」を前面に押し出すと
お金払いの悪い、クレームの多いお客さんを
呼び寄せてしまう可能性が増えるかもしれない。
それよりは、
「サポート」を前面に押し出した方が
気持ちよくお金を払ってもらえて、
さらに感謝もしてくれるお客さんが増えるかもしれない。
と、こんな提案で「サポート」してみる(笑)
私自身が、「解決の蜜」におぼれないように
気をつけたいと思いますわ。
ではでは。