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ゴム風船の法則

日々、いろんな人の悩み相談を聴いていたり、
私自身も色々とウネウネしていたりする中で、ふと、
 
 
「心とゴム風船の共通性」
 
 
というものを感じたので、今回はそのことについて
シェアしたいと思う。
 
 
 
 
さて。
 
 
誰でも、落ち込んだり、
心が濁ってしまうことは、あると思う。
 
 
 
そのきっかけは、いろんな人間関係だったり、
自分に降りかかる様々な出来事だったり、
ニュースを見たりと、いろいろだろう。
 
 
その中で、気持ちがウツウツとしてしまうことは、ある。
 
 
もちろん、私もそういう時もあるんだけれど、
そういう時って、大抵の場合は、
 
 
「フォーカスが自分側、内側」
 
 
に向いているように思う。
 
 
 
自分が損をしているように感じたり、
不利益を被っているように感じる。
 
 
あるいは、他の人の凄いところを見て、
 
「自分は、全然ダメだなぁ」
 
なんて、しょげてしまったりする。
 
 
もしくは、他の人に言われたことに傷つき、
辛い思いを抱えたりもするだろう。
 
 
 
でも、そういう時は、いずれにしても、
フォーカスは最終的に
 
「自分」
 
に向けられているように感じる。
 
 
 
自分の外側で起きたことがきっかけであっても、
 
 
「で、、、ワタシはどう感じたのか?」
 
「で、、、ワタシの気持ちはどうなるの?」
 
 
ということを考えてしまっているように思うんだよね。
 
 
 
別にそれが悪いというつもりもない。
 
なにしろ、私自身も、よくそう思うからね(笑)
 
 
 
 
その上で、
 
 
「フォーカスが自分側、内側」
 
 
に向かっていると、どんどんと自分の中で
エネルギーが減ってゆくように思う。
 
 
 
もし仮に、自分自身の心がひとつの「風船」で、
自分の気持ちがその風船の内側におさめられている
空気なのだとしたら、
 
 
外側の「気圧」「外圧」に押されて、
どんどんとしぼんで行ってしまっているような、そんな感覚。
 
 
本当ならば、外の圧力に負けないように
内側から押し返さないと形を保てないのに、
 
気力がなくなってしまって、
どんどん押し負けてしまうような、そんな感じ。
 
 
 
落ち込んでいる時は、そんな
 
 
「外に押されて、自分がしぼんでいる風船」
 
 
みたいになるのかもしれないなぁ、なんて思う。
 
 
 
 
 
でも、
 
 
だからと言って、外側にばかりフォーカスして、
バンバンふくらんでいけばいいのか?というと、
そんな事もないと思う。
 
 
自分を目一杯ふくらませて、アピールして、
自分の本来の姿以上になろうとしても、
それには限界がある。
 
 
 
また、それは
 
「自分以外を攻撃する」
 
「ワタシはOK、アンタはダメ」
 
という態度にもなりかねない。
 
 
 
結局は、自分の中身は希薄なままで
大きな風船の見栄を張ったとしても、空しくなる。
 
 
また、そんな風に背伸びをしていたところで
外側から思いも見なかった刺激があったら、
 
 
「パンッ!!」
 
 
と、心の風船が割れてしまうような事にもなるだろう。
 
 
そうなったら、しぼんでいた時よりも
自分の心のダメージは、大きいだろう。
 
 
 
 
 
だから。
 
 
 
外側の圧力に押されてしぼむのではなく。
 
外側に必要以上に抵抗するのでもない。
 
 
 
自分の心と、自分以外の外側の世界。
 
 
 
そこに、自分自身にとって、ほどよくバランスの取れた
内圧・外圧を感じることで
 
「ココロのかたち」
 
は、健康さを保って行けるんじゃないかな?
なんて思う次第。
 
 
 
そして、無理をしない範囲で、
ほどよく外圧にも抵抗をしながら
じっくり、ゆっくりと自分の内側を満たす。
 
 
時間をかけて、コツコツと、外圧と調和を保ちながら
外へと広がってゆく。
 
 
 
そうすることによってのみ、
 
「心の大きな人物」
 
になれるんじゃないかなぁ、なんて思う。
 
 
 
外圧に負けた風船はしぼみ、
急激に膨らませ過ぎた風船は、割れる。
 
 
そうじゃなく、時間をかけて外から空気を取り込み、
自分の内に満たして行った風船は、大きく
美しい張りをもち、大空に翔ぶことができる。
 
 
できるかぎり、そんな人間を目指して行きたいものですわ。
 
 
ではでは。
 
  

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