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名乗りたい肩書き

「私なんて、まだ○○と名乗れません」
 
「私は○○です、なんて自己紹介するほど
 自信がありません」
 
 
誰かの相談を受けていると、
けっこうな頻度で上記のようなことを
言われることがある。
 
 
 
 
たとえば、絵を描いているのに

「私は画家です」
 
とか、
 
「私はイラストレーターです」
  
と自己紹介するのをためらったり、
 
 
歌を歌っているのに、
 
「歌手です」
 
と言うのをためらったりする。
 
 
 
 
芸術系に限った話でもなく、
 
人の相談を受けているけれど、
「カウンセラー」とか「コーチ」と
名乗るのに抵抗を感じたり、
 
 
株やFXの売買をしているけれど
「トレーダー」とか「投資家」と
名乗ることを恥ずかしがったりする。
 
 
 
もちろん、やっていることを隠しておきたかったり、
本人が名乗りたくないのであれば、それでいい。
 
 
そうではなくて、本人としては
やっていることに誇りをもっていて、
本当は名乗りたいと思っているのに、
 
 
「まだ、私は名乗れるレベルじゃない」
 
「まだ、その肩書きに憧れている状態です」
 
 
と、自分自身に制限をかけてしまっている場合は、
ちょっともったいないなぁ、と思うんだよね。
 
 
 
 
話がちょっと飛ぶんだけれど、
 
この前、缶コーヒーを飲みながら、
ふと缶に書いてあることを読んでいたんだよね。
 
 
すると、そこには、
 
「この商品はコーヒーです。
 コーヒー飲料とは違います!」
 
と、堂々と書いてあったんだよね。
 
 
もう、
 
「本物であるこの商品と、
 そんじょそこらのコーヒー飲料を
 一緒にしないでもらいたい!!」
 
と、力いっぱいアピールしているわけ。
 
 
 
そこで、
 
「じゃあ、コーヒーと名乗るためには
 どれくらいコーヒー豆が入っていなきゃ
 いけないんだろう?」
 
と思って見てみると、
 
 
「コーヒー」を名乗るためには
コーヒー豆が「5%以上」入っていればいいんだって。
 
 
 
5%かよっ!!!?
 
 
5%でいいのかよっ!?
 
 
と、正直思っちゃったんだよね。
(ちなみに「コーヒー飲料」は、2.5%以上)
 
 
 
こう言っちゃ悪いけれど、
自分の中の5%の成分で、
 
「私はコーヒーですけれど、何か?」
 
「そんじょそこらの飲み物とは
 別格ですけれど、何か?」
 
と、鼻を高くしている姿に、
ちょっと笑ってしまったんだよね。
 
 
 
 
でも、
 
考えてみれば、アルコール飲料だって、
1%以上アルコールが入っていれば
 
「私はお酒です」
 
と名乗っている。
 
 
 
もっとひどい例で言えば、
レモンが一滴も入っていないのに
 
「キ●ンレモン」
 
と名乗っている炭酸飲料もあるし、
他のものも入っているにもかかわらず
 
「100%オレンジジュース」
 
を名乗っていたりもする。
 
 
 
まぁ、ちゃんと法律にのっとって名乗っているので
文句はないんだけれど、なんか面白いなぁ
と思ったんだよね。
 
 
 
 
 
 
だから、というわけでもないが。
 
 
あなたがもし、
名乗りたいアイデンティティがあるとしたら
なんのためらいもなく、名乗ってしまっていいと思う。
 
 
「作家」
 
「画家」
 
「写真家」
 
「コーチ」
 
「講師」
 
「トレーダー」
 
「歌手」
 
「タレント」
 
「モデル」
 
「プロデューサー」
 
「コンサルタント」
 
 
なんでもいい。
 
 
 
あなたがすでに1回でも、
名乗りたい肩書きにふさわしい活動をしていれば
何の問題もないし、
 
たとえ1回も活動していなかったとしても、
あなたの中に「火種」があるのであれば、
名乗ってしまっても構わないと思う。
 
 
 
 
そのアイデンティティが、
あなたのすべてじゃなくてもかまわない。
 
 
コーヒーは、たった5%がコーヒー豆で、
他は水とか砂糖とか、人工的なものでも
堂々と、
 
「私は、正真正銘コーヒーです!」
 
と名乗っている。
 
 
アルコールは、たかが1%でも
 
「私、他の飲み物とは一線を画す存在なの」
 
と、上から目線(?)でいる。
 
 
 
 
あなたの中身がどんなであろうと、
どんなものが混ざっていても、
 
名乗ることに恥ずかしさを覚えているなんて、
もったいない。
 
 
自分が名乗りたいように名乗り、
自由に活躍すればいいと思う。
 
 
 
まぁ、
 
「弁護士です」
 
とか、
 
「外科医です」
 
とかは、資格を取ってから名乗った方が
いいとは思うけれど(笑)
 
 
 
あなたのハートに火がつく、
名乗りたい肩書き、名前はなんですか?
 
ではでは。

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