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セルフイメージをイタい勘違いで終わらせないために。

「成功するにはセルフイメージが大事!」
 
「セルフイメージが全てを決める!」
 
 
そんな風に話す自己啓発者は多いし、私自身
 
 
「その人が“ある”ように“なる”よね?」
 
 
なんて言って、
セルフイメージ(その人が自分をどう捉えているのか?)の
重要性を話したりしているので、何も文句はない。
 
 
 
ただ、けっこうセルフイメージが高い人が全員、
そのまま大成功をおさめているか?というと
 
「う~ん。。。」
 
という場合もあったりする。
 
 
 
「あの人、言う事は大きいけれど、
 大したことないよね」
 
とか、
 
「プライドが高くて上から目線で、
 ちょっと付き合いづらいよね」
 
とか、
 
「ぶっちゃけ、イタいね」
 
なんて風に思う人もいたりする。
 
 
(この際、自分の事は置いておくとする。笑)
 
 
 
 
たぶん、今ほど「セルフイメージ」が高い人が
多い時代はなかったと思う。
 
 
先進国と言われている国に住む人の多くが
 
 
「もっと私は素晴らしいはず!」
 
「私の価値はもっと高い!」
 
 
と、心のどこかで思っているふしがある。 
 
また、多くの人がリア充報告をフェイスブックや
ブログにアップするし、
 
自分に自分でスポットライトを浴びせることに
がんばっている。
 
 
 
こんなにセルフイメージが高い人だらけだったら、
もっと多くの人が、自分の満足のいく生活をしていても
いいようにも思う。
 
  
でも、実感値として、どうやらそうでもない人も多い。
 
これって、一体なんなんだろうね?
 
 
うつの原因の一つは、
セルフイメージと現実とのギャップとも言えそうだしね、
 
 
 
 
ということで、今回は
 
「セルフイメージ」というものって一体何なの?
 
ということをあらためて見てみて、
 
「本当の意味のセルフイメージ」
 
と、
 
「イタい勘違い」
 
の差を考えてみたいと思う。
 
 
 
 
さてさて。
 
 
 
と、前フリは長かったけれど、
 
「セルフイメージ」
 
というものの正体は、実は簡単だ。
 
 
だって、読んで字のごとしだものね(笑)
 
 
「セルフイメージ」とは
 
「自分自身のイメージ」。
 
 
なので、あくまでもイメージにすぎないんだよね。
 
 
 
イメージは大切だけれど、
 
「イメージという道具」
 
の長所と限界を知っておく必要があると思う。
 
 
 
「セルフイメージ」ってのは、家の建築に例えるならば
いわば【設計図】だ。
 
まぁ、百歩ゆずって、もう少し効果があったとしても
家を作る際の【足場】みたいなものだ。
 
 
 
もちろん、設計図が貧相だったり、
これから家を建てようとする時の足場が小さかったりしたら、
 
そりゃ出来る家も残念なものになる。
 
 
 
でも、設計図だけ作って
 
「わーい、できた~できた☆」
 
と言っていても、まさしく絵に描いた餅だし、
 
 
足場だけ作っても、
いつまで経ってもそこで安心して住めるようにはならない。
 
 
 
たとえばセミナーなんかでは
「セルフイメージという設計図」の書き方は教えてくれる。
 
 
そして、それ自体にはとても価値があると思う。
 
 
誰だって、いきなり
 
「じゃあ、設計図書いて」
 
なんて言われて、いい設計図なんて書けるわけないからね。
 
 
 
そして、たとえば
 
「高級ホテルに行って、雰囲気を味わってみる」
 
とか、
 
「セレブな人たちと一緒の時間を過ごす」
 
とか、
 
「毎日、豊かになった自分をイメージする」
 
 
といったものは、セミナーを一回受けるよりも
体感をともなうものだし、反復作用もでてくるから
いわば「セルフイメージの足場」となるように思う。
 
 
 
これももちろん、価値も意味もある。
 
 
足場を作らない限り、大きな家を建てることは出来ないし、
足場よりも大きな家を建てることは不可能だからだ。
 
 
 
 
しかし。
 
 
しかし。
 
 
だからと言って
 
 
「よーし、より綺麗な設計図を作るぞ!」
 
 
とセミナーにばっかり通っていても、
現実の生活は変わらないし、
 
 
「今日は朝起きたら豊かな自分をイメージして
 昼は同じ夢を持っている人とランチ。
 そして夜は成功者たちのパーティに参加」
 
 
という事だけしていても、
それは足場をより大きくしていたり、
足場の見栄えが良くなるように、
足場に綺麗なペンキを塗っているだけに過ぎない。
 
 
 
家を建てるためには、
 
「あなたという土地」に合った形で
 
きちんと「資源」を積み上げて、
 
足りない「資源」はどこかから運び込み、
 
揺らがないように「あなたという土地」の地面を
奥深くまで掘り返し、
 
また埋め、
 
コツコツコツコツ、地味に作っていくしかない。
 
 
雨が降ったら休む時もあるだろうし、
工事が予定通りに行かない事もあるだろう。
 
時流にも合わせなきゃいけないし、
突発的なトラブルで、作っていた家が崩れることもある。
 
 
でも、自分の家を作り続けた人が、
住み心地のよい家を作ることが出来るんだと思うんだよね。
 
 
 
 
 
 
さてさて。
 
 
セルフイメージは、めっちゃ大事だ。
 
セルフイメージ以上の自分には、絶対になれない。
 
 
でも、だからといって
 
 
セルフイメージという名の設計図だけ詳細に書けるようになっても、
足場をどんなに見栄え良くしたとしても、
現実は変わらない。
 
 
設計図も書く。
 
足場も組む。
 
 
それも、できるかぎり、自分が満足するような
設計図と足場を用意する。
 
 
で、
 
 
その上で、あとはコツコツ家を作ってゆく。
 
 
 
そんなことが必要なんだと思いますわ。
 
 
 
今の自分の行動や活動が
 
「設計図を作っているのか?」
 
「足場を作っているのか?」
 
それとも
 
「実際の家を作っているのか?」
 
 
そんなことを振り返ってみる時間があっても
いいのかもしれないよね。
 
 
 
 
ってなわけで、
 
私も自分の「家」のため、
 
設計図を見直しながら、
 
足場を大きなものに組みかえながら、
 
ちょいちょい改築に励もうと思います~
 
 
ではでは。

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