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豊かさは古風に宿る。

「豊かになりたいです!」
 
「幸せになりたいです!」
 
 
ってのは、みんなが思うことだと思うんだけれど、
その「豊か」ってのが、けっこうクセモノで、
イメージがあいまいなことも多い。
 
 
たとえば、
 
「とりあえず、年収1千万円くらいになりたいです!」
 
みたいな目標を立てるのはアリなんだけれど、
 
 
「じゃあ、そのお金を何に使っていこう?」
 
というと、イメージが途端にぼやけてしまったりもする。
 
 
 
「じゃあ、旅行して。。。」
 
「車を買って、、、」
 
「お家を買って、、、」
 
「貯金して、、、」
 
 
くらいまでは、なんとなくイメージできるかもしれないけれど、
 
 
「じゃあ、それがあったら豊か?」
 
 
というと、「うーん」ってなっちゃうよね?
 
 
 
いやね。
 
 
そんなことを言う私だって、
カンペキにイメージできているかは分からないから、
別に責めているワケじゃない。
 
 
お金があると、好きなことの選択肢が増えるし、
やりたくないことをやらなくてもよくなるから
あった方が良いに決まっている。
 
 
その上で、
 
「お金で手に入る豊かさって、
 一体どんなものだろう?」
 
と、あらためて考えてみたんだよね。
 
 
 
もちろん、お金では手に入らない豊かさも、
それ以上に大切だ。
 
 
肉体的な健康も、
 
かけがえのない人たちとのつながりも、
 
自由な時間も、
 
 
 
それは前提として、あえてお金で手に入れることのできる
 
「豊かさ」
 
ってのは、どんなかなー、なんて考えてみたわけ。
 
 
 
そんな風に考えて行くと、
 
「豊かさ」
 
という言葉に、一番しっくりくるのは、個人的には
 
 
「古風を愉しめるもの」
 
 
という結論に、現時点では至っている。
 
 
 
 
どういうことか?というと。
 
 
 
たとえば、最新型のパソコンを手に入れたり、
家電製品を手に入れたりするのも、
金銭的に豊かだとできることだろう。
 
 
ただ、それはどちらかと言うと
 
「楽しい」とか、
 
「便利」とか、
 
「効率的」とか、
 
そんなカテゴリーに入ることの方が多いように思う。
 
 
 
 
そうではなくて、
 
心の底から
 
 
「ああ、豊かだなぁ」
 
 
とじんわり思えるのは、
もっと便利に効率的にできるようなことを、
あえて古風なやり方で愉しんでいる時。
 
 
たとえば、
 
 
ガスでなく、炭火でさんまを焼いて食べたり。
 
 
メールではなく、大切な人に手書きで手紙をしたためたり。
 
 
その手紙を書くのに、ペンでなく墨を磨ったり。
(これは、まだやったことないけれど)
 
 
人との待ち合わせを「何日の何時に〇〇に集合」じゃなくて
「秋風が変わった頃に、またどこかで」と約束したり。
 
 
 
こんな風に
 
「もっと簡単にできますやん!」
 
「1プッシュでできます!」
 
という事を、あえて古風なやり方でやる。
 
 
 
 
そこに、生きている時間の「豊かさ」を感じる今日この頃。
 
 
 
まぁ、これは普段は便利で効率的なものに囲まれていて
それにほとんど頼っているから感じとるのだろうし、
 
私自身が、ある程度の年齢になってきたから
そんな風に感じるのかもしれない(笑)
 
 
 
「忙中、閑あり」
 
という風に、多くの時間を効率化に使っていて、
その忙しさから、そんな風に感じるのかもしれない。
 
 
お金の問題じゃなくて、時間の問題であることも多いしね。
 
 
 
 
だとしても、
 
 
「お金と時間で手に入れられる豊かさ」
 
 
ってのは、古風というカタチもあるなぁ、なんて思う。
 
 
 
 
 
 
さてさて。
 
 
たぶん、現代人の生き方は
動物としての人間のキャパシティを超えているのだろう。
 
 
本来ならば最速でも時速40kmでも走れないのに、
車に乗って、ずーっと100kmとか出しているような、
そんな日常生活なのかもしれない。
 
 
 
だからといって、
 
「現代の生き方は間違っているから、
 すぐにやめましょう」
 
と言われても、やめることは難しいし、
やめた方がいい、なんてことも思わない。
 
 
セミナー講師としては、効率よく学ぶポイントとかも
お伝えしているしね(笑)
 
 
 
 
ただ、
 
 
忙しいのであればあるほど、
1日のうちのほんの少しの時間でも、
 
「あえて、古風なもの」
 
に触れてみると、心に豊かさを感じられて、
本来の、人間としてのあなたが持つ魅力が
取り戻せるのかもしれないよね。
 
 
 
 
忙中、閑あり。
 
 
その「閑」を、ネットサーフィンに使うのか?
 
古風に触れるのか?
 
 
いろんな選択肢があるのが、いいのかもしれないよね。
 
 
ではでは。

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