スポンサーリンク

今後 生き残る人の条件。

「イグさん、これからの未来、
 どんなことに備えればいいですか?」
 
「どんな人が脚光を浴びるように
 なるか教えてください」
 
とまぁ、そんな質問をいただくことが多い。
 
 
そんな時、
 
「そう聞くあなたはどう思いますかボブ?」
 
とか、
 
「そんなモンは分かりませんよステファニー」
 
 
と言いたいところだが、
質問には質問で返したり思考停止にしないのが
イッツマイスタイル。
 
 
なので、
 
かなりファンタジーだけれど、
「たぶん、この方向」
というのはあるので、それをシェアしてみたい。
 
 
今回の話は、かなり飛躍した「SF」、
あるいは「可能性のひとつ」として読んでいただければ
m(__)m
 
 
 
 
さてさて。
 
 
これからを考える時に基軸になるのが
 
 
「やっぱりネットの存在は大きいよね」
 
「通貨は、そのとらえ方が柔軟になるよね」
 
「AIとかロボットは発展するよね」
 
 
という3つのポイント。
 
 
 
今までは住んでいる場所に捉われていたり、
一部メディアに左右されていた発信力を、
個人が、ほぼコストなしで手に入れられるようになっている。
 
このネットの広がりそのものは、
おそらく、とどまることはないだろう。
 
 
 
そして、
 
仮想通貨という国が管理しない通貨の出現で
「通貨の多チャンネル化」が進むことが予想される。
 
 
今の仮想通貨は
 
「スーパーハイリスク・ハイリターンの投機対象」
 
だけれど、仮想通貨の持つ本質的な価値は、そこじゃない。
 
 
国などの中央で一元管理されないで、
信用を不特定多数が担保し合っている、というのが真価だ。
 
 
まぁ、今は理想と現実がバランバランだし、
多くの問題を抱えているのが実情だけれど、核は
 
 
「信用を管理しているのが、権力じゃなくて
 みんなの合意で成り立っている通貨」
 
 
が生まれている、ということ。
こういった通貨は、これからどんどん増えてゆくだろう。
 
今までは「円」というチャンネルしかなかったのに、
それが爆発的に広がるわけ。
 
 
イメージしやすい形で言えば
ツタヤとか楽天とか、そんないろんなお店の
「ポイント」が、いまの数百倍流通され、
その「ポイント」同士が、常に変わってゆくレートの中で
交換されてゆくような世界。
 
 
そして、その「ポイント」を使って、
モノやサービスを受け取ることができる。
 
 
今のヤフオクやメルカリが
「円」単位じゃなく、無数にある「ポイント」の
どれとでも(需給がマッチすれば)交換ができるような状態
といえば、分かりやすい?
 
それで、食べ物から娯楽品、サービス、安全などとも
交換できるようになるわけや。
(税金とかがあるから、規制は入るだろうけれどね)
 
 
 
 
で、
 
さらに将来的には、その「ポイント」は、
個人が、たぶん、今メールアドレスを作るのと同じくらい
個人の信用において気楽に発行できるようになるだろう。
 
(飛躍しすぎ?でもこのまま進めば、きっとそうなる)
 
 
仮想通貨よりも、もっともっと気軽な
「個人通貨」「個人ポイント」が
カジュアルに流通してくる、ってこと。
 
もちろん、その「個人通貨」「個人ポイント」に
需要がなければ流通しないので
発行したからと言って、すべてが意味あるようにはならない。
  
 
でも、それくらい、たぶん
 
「自分が必要なモノ、サービスに交換できる手段」 
 
は、柔軟になってゆく可能性が高い。
 
 
 
で、その動きとは別の動きとして、
 
単純作業などの労働は、
AIとロボットが、そのほとんどを
やってくれるようになってきている。
 
 
たった100年前の1900年代には、
アメリカですら農業従事者が人口の約40%だったのに、
2000年には、農業をしている人は人口の2%しかいない。
 
 
これくらいのすさまじいインパクトが、
農業だけでなく、ほぼすべての職業におそいかかるわけだ。
 
すごくね?
 
 
 
たぶん、
 
「この職業は大丈夫」
 
という職業は、ない。
 
 
たとえば芸術分野とかクリエイティブな分野でも
AIがそれを担わないなんて保証はない。
 
力仕事でも、
高度な知性や技術が必要とされるものでも、
サービスなどにおいても、
 
いつかは、きっと機械の方が優秀になるだろう。
 
 
これが、遅かれ早かれ私たちが放り込まれる
「現実」だ。
 
 
 
 
、、、と、ここまで話すと、
 
 
「えええ、、、、じゃあ、
 もう人間ができることなんて、ないじゃないですか」
 
「お先真っ暗ラビリンス、ってことですか?」
 
 
と不安に思う人もいるかもしれないけれど、
そうじゃない。
 
 
 
そうじゃなくて、脚光を浴びる人の質が変わる。
 
 
 
これからは、きっと
 
「トップ1%に入る、無駄なことができる人」
 
が、脚光を浴びるようになる。
 
 
「無駄」というと
語弊があるかもしれないけれど、
 
「別になくても、実社会上は、さほど困らない」」
 
というもの。
 
 
なぜなら、「役に立つこと」は、
すべてAIやロボットがやってくれてしまうからだ。
 
作業も、生産も、計算も、判断も、すべて
AIやロボットがやってくれる。
 
そして、その「役に立つこと」をやるために
必要な場づくりも、エネルギー精製も、メンテナンスも、
まぁ、あと数十年もすれば、AIやロボットが担う。
 
 
 
しかし、そうなっても人間が欲しがるものがある。
 
 
 
それは「感動」と呼ばれることもあるだろうし、
「つながり」とか「絆」と呼ばれることもあるもの。
 
「こだわり」でもいいかもしれない。
 
 
それは、AIやロボットには作れない。
 
 
仮に作れたとしても、AIやロボットが作ったものに
人は感動しない。
 
同じ料理が提供されるのでも、
自販機から出てくるのと、料亭で出てくるのとでは
まったく価値が違う。
 
 
料亭で、人が料理を出すのは
ものすごく誤解を恐れずに言えば
 
「無駄」
 
だ。
 
 
しかし、そこに人は感動や心のつながり、
そして価値やこだわりを感じるから
人は高いお金を払って料亭で料理を食べるのだ。
 
 
世界トップ1%レベルで
サッカーができたり、野球ができたり、早く走れるのも
実社会上は、さほど役に立っていない
 
「無駄」
 
なものだ。
 
 
しかし、そこには多くの人が感動し、
そこにこそ価値を見出す。
 
 
それと同じことが、すべての
人の営みに生まれる。
 
 
トップ1%レベルで、とんでもなく社会に役に立たない
ことができるのであれば、そこに人は感動を求めて集まる。
 
 
「これを成し遂げたい!」
 
「私なら、これができる!」
 
ということが、AIやロボットが介入してこない
「無駄」なことであればあるほど、
クラウドファンディングとかで資金は集まるし、
応援者も集まる。
 
トップ1%レベルならね。
 
 
 
今回の話はファンタジーだから断言するけれど
人はもう、近い将来働かなくて済むようになる。
 
 
そうなると、もう
 
「誰も実現できないような、無駄なこと」
 
ができる人こそが、喝采を浴びるようになる。
 
 
もちろんそれは、人が幸せになるような
「無駄」であることがいいだろうけれど。
 
 
 
 
 
さてさて。
 
 
これからは、
「無駄なこと、しょうもないこと」ができない人は
けっこうヘビーだ。
 
 
「あいつオモロイな、
 私にはできないことやってるわ」
 
「実質的には何も役に立つわけじゃないけど
 応援したくなるわ」
 
 
という、『アリとキリギリス』でいうところの
キリギリスの時代が到来するだろう。
 
 
 
なので。
 
 
「私のやっていることって、意味があるのかな?」
 
オッケーだ。むしろ大歓迎だ。
ただし、トップ1%レベルで無意味じゃないとダメだ。
 
 
 
「まったく、この子は遊んでばかりいて!」
 
オッケーだ。
その遊びがトップ1%クラスに入るまでやった方がいい。
 
 
「私のやっていることは、社会的に必要不可欠だ」
 
おお、なら、心配した方がいいぜ?
AIやロボットよりも、あなたの寿命まで
あなたの方が優れ続けないと、ヤヴァイぜ?
 
 
 
やるなら、ふりきれるまでやればいい。
 
 
その危なっかしい姿にこそ、
人は感動を覚えて集まってくる。
 
 
「人が集まる人」になれるのであれば、
ネット、柔軟な通貨、AIロボットに支えられて、
欲しいものは、すべて手に入るだろう。
 
 
 
ふぅ。
 
 
たまには、こんなSFめいた話でも
ええやろ?
 
 
異論は認める。
ただ、返信メッセージは賛成意見しか認めない。笑。
 
 
 
 
あなたが磨きをかけている「無駄」なことで、
人々が魅了されますように。
 
 
 
ではでは。
 

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク