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引き離しの法則。

先日、友人が開催したセミナーを受講した後、
 
「じゃあ、どこかで懇親会ということで
 飲みに行きましょう!」
 
ということになった。
 
 
5人で飲みに行くことになったんだけれど、
基本、みんながホッとして、
おいしく、そしてたらふく飲み食いを楽しもう!
というテンションだったのね。
 
 
そこで、ふらりと入った一軒の居酒屋。
 
ビジネス街の土曜日、しかも17時を
すこし回っていた位の時間だったので、
私たちグループ以外のお客さんはいなかった。
 
 
そして。
 
テーブルに案内され、
まず最初に飲み物の注文を聞かれた時、
その事件は起こった(笑)
 
 
1人のメンバーが、
 
「ちょっと体が冷えてしまっているので、
 まずは温かいお茶をください」
 
と注文をしたのね。
 
 
そこで注文を聞いていた店員さんが
言った一言が、これ。

 
「はぁ?
 それじゃ商売にならねぇよ。
 金になる注文してくれないと」
 
 
吐き捨てるように言われた言葉を聞いて、
 
 
「え?え?
 今なんて言った?」
 
 
みたいな気持になったんだけれど、
やっぱり聞き間違いではなかった。
 
 
そこで、みんなの「飲むぞー」という雰囲気が
一気に冷めてしまったわけ。
 
 
私自身は、とっても器が小さいので
 
「ふーん、あっそう。
 商売したくないんだなー、ああそうですかい」
 
という気持ちになり、お酒大好きであるにも関わらず、
すかさず同じ「温かいお茶」を注文。
 
 
店員さんの態度は、さらに悪くなる。
 
 
その後、店員さんは突き出しを出した後、
 
「お前たち、ここでしゃべるだけで
 金を払う気がないんだったら、出ていけ!」
 
と、またもや接客業としては衝撃の発言を
頂戴したので、我々は、早々と退散をすることにした。
 
 
(それでも、その店員さんはしっかりと
 突き出し代金を請求したという、見上げた根性(笑))
 
 
そして。
 
その後、店を変えたんだけれど、
前回の反省もあり「今回は大丈夫だよね」と
オドオド確認しあいながらも、
 
最初の注文で
 
「あの・・・体が冷えているので、
 最初は、あたたかいお茶をいただけますか?」
 
と、先ほどのメンバーが注文すると、
今度の定員さんは
 
 
「はい!ありがとうございます!
 冷房が効きすぎてますか?温度設定変えましょうか?」
 
 
とまで言ってくれた。
 
 
飲み会に行ったメンバー全員が、
 
「この店員さん、神!!!!」
 
みたいな喜びっぷりで、
そのお店で、しこたま飲み食いをして、
気持ちよく大金(ってほどじゃないけれど)を
お支払いさせてもらいましたとさ。
 
 
 
でね。
 
 
この体験で学んだことが、3つ。
 
 
ひとつは、自分から、自分の欲しがっているものを
引き離している事って、あるんだろうなぁ、
ということ。
 
 
人は、どんな風に生きてもいい。
 
だから、最初の店の店員さんが
 
「お茶だけ頼む?はぁ?商売にならねぇよ!」
 
と反応するのも、自由だ。
 
 
ただし、その自分の反応、対応、あり方で
得るものと失うものが決まる。
 
 
今回、彼は、
 
「お金をそれほど支払いそうもないと判断した
 お客を、早々に追い払う事が出来たという
 自己満足」
 
と、
 
「お店を空席にキープしておくこと」
 
を得ることが出来た。
 
 
その代わり、しこたま飲み食いしようと思っていた
お客さんが持っているお金は受け取れなかった。
 
 
まぁ、もしかしたら、ちょうどその日、
店員さんは機嫌が悪かったのかもしれない。
 
土曜日だから、働きたくなかったのかもしれない。
 
とある国際的犯罪組織と戦うための準備をしていて、
接客どころではなかったのかもしれない。
 
 
いずれにしても、私たちの中での
いい評判は、得られなかったのは間違いない。
 
 
 
まぁ、そんな店員さんの対応に
ビックリもしたんだけれど、その人の事を責める前に、
 
「ああ、たぶん同じような事を
 大なり小なりやっているんだろうなぁ」
 
と、自分の「引き離しの法則」を
振り返ったりしちゃったんだよね。
 
 
 
お金が欲しいのに、
お金を受け取らないような態度を取る。
 
 
誰かに好かれたいのに、
その人のことを考えずに、ふさわしくない態度を取る。
 
 
時間が欲しいのに、
時間を無駄にするようなことを、あえて選択する。
 
 
健康でいたいのに、へべれけに飲む(笑)
 
 
 
「引き寄せの法則」という、
 
「欲しいものをイメージすれば、
 それが引き寄せられるように手に入りますよ」
 
みたいなことも一時期流行ったけれど、
 
それよりも、もっと具体的に
 
「自分が、色んなものが寄ってきているのに
 あえて引き離していないか?」
 
っていう方が、よっぽど大切かもなぁ、
なんて思った次第。
 
 
 
 
そして学んだことの2つめ。
 
 
「幸せは、比較であることも多い」
 
 
ということ。
 
 
2軒目に行ったお店の対応は、
普通にさわやかだったんだけれど、
 
1軒目の衝撃体験があるので、メンバー全員が
 
「ああ!なんて親切な接客なんだ!」
 
「もはや、神降臨としか言えない!」
 
なんて、2軒目の店員さんの対応に
惚れぼれしちゃったんだよね。
 
 
なので、
 
「幸せとは、今あるものよりも
 さらに快楽を提供してくれる時に感じる」
 
という側面も、大いにあるなぁ、
なんて、思い直していた。
 
 
まぁ、理想的には「今あるもの全てに感謝」
みたいにすりゃあいいんだろうけれど。
 
 
ワルイネ!
 
ソコマデ ニンゲン デキテイナイ!
 
 
と開き直っちゃう始末(笑)
 
 
逆に言えば、ちょっと悪いことがあって
元に戻れば、相当幸せって感じられるってわけだから、
 
悪い事も、たまには悪くない(?)
 
 
 
 
 
そして、最後3つ目に学んだこと。
 
 
それは、
 
 
「なんでもネタにする気になれば、なる」
 
 
ということ。
 
 
1軒目のお店から出た後に、
 
「絶対、このエピソードは、
 突き出し代以上に、使い倒してやろう!」
 
と、心に誓っていた。
 
ものすごく暗い情念ですね、はい(笑)
 
 
 
でも、何が起こっても
 
「あ!これネタだ!」
 
「アウトプットできるぞー!」
 
と思うと、少しは気分も変わるというもの。
 
 
 
そう言う意味では、アウトプット先がある、
というのは、本人の精神衛生上、
とっても大切な事なのかもしれないね!
 
 
ってなわけで、
 
いつも私のアウトプットに付き合ってくれて
ありがとう!
 
 
今度は、もっと感動するような話も
アウトプットします(笑)
 
 
ではでは。
 

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