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未来の扉を開ける万能鍵。

先日、私の友人が
あるセミナーコンテストに参加して、
講師として大勢の前で話し、見事入賞した。
 
 
個人的に、彼がコツコツ頑張っていた姿を知っていたから、
 
「ああ、本当によかった~」
 
と、心から祝福したくなったんだよね。
 
 
 
彼を全然知らない人からすれば
 
「もともと話すのが上手だったんですね」
 
とか、
 
「自信にあふれている人なんですね」
 
みたいに思うかもしれないけれど、
実はそうではない。
 
 
というか、知り合った当初は、
自分にまったく自信を持っていない、
 
「さまよえるセミナージプシー」
 
みたいな人だった。
 
 
それが人前で堂々と話をして、
コンテストを勝ち抜くなんていうのは、
 
「なにがあったのさ!!?」
 
的な変貌ぶりだ。
 
 
 
もちろん、まだまだ彼の挑戦は続くだろうし、
これからの方が楽しみな人だ。
 
 
しかし、第三者の目から見ていて、
 
「ああ、ココが彼のブレイクスルーの
 ポイントだったんだろうなー」
 
と思う事があるので、それをシェアしたいと思う。
 
 
今の自分を変えたくて色々やっているのに
どうも思ったような成果が出ていない、
という人は、ちょっとは参考になるかもしれない。
 
 
 
 
さてさて。
 
 
基本的に、彼は非常に真面目で向上心が高く、勉強家だ。
 
 
勉強会やらセミナーやらに参加したら
誰よりも質問をするし、
本も人並み以上に読んで、アンダーラインとかも引く。
 
 
でも、会ってからしばらくは
 
「なんか色々勉強しているけれど、
 成果らしい成果は出ていない」
 
という状態が続いていた。
 
(コレは私の感想じゃなくて
 本人が言っていたことなので間違いない)
 
 
知っている事は毎日どんどん増えていくのに、
現実の生活は、ちっとも変わらない。
 
 
「どうして?
 こんなに勉強しているのに?」
 
みたいに思っていたに違いない。
 
 
 
周りにいる人も、彼の応援をしようと思って
 
「じゃあ、まずセミナーで学んだことを実践してみれば?」
 
「とにかく、行動だよ」
 
みたいなアドバイスをするんだけれど、
どうもカチッとスイッチが入らないというか、
歯車が合わない状態が続いていた。
 
 
たぶん、
 
「本当に変わりたいと思っているのに、
 なかなか変われない」
 
と思っている人は、彼のそんな状態に
 
「そうそう!わかるわかる!」
 
と共感してくれるんじゃないかな?
 
 
 
と。
 
そんな状態がしばらく続いていたんだけれど、
彼が変化のきざしを見せ始めた、
とある行動があった。
 
 
これは、かなり意外だったんだけれど、
 
彼は、本から学んだことを実践しようとしても
なかなか変わることが出来なかった。
 
彼は、セミナーで学んだことを日常に活かそうとしても
そこでブレイクスルーは起きなかった。
 
 
でも、あることをきっかけに
ものすごい変化と自信を手に入れることが出来た。
 
 
彼に直接聞いたら、
 
「イグさん、そうじゃないですよ」
 
と言われるかもしれないけれど、
第三者の目から見ると、
 
「ココからが変化のスタートだろう?」
 
と思える、彼の行動があった。
 
 
 
その行動は非常にシンプル。
 
 
それは、
 
 
「近所をジョギングし始めた」
 
 
という、とてつもなく単純なこと。
 
 
おいおい!
セミナー出なくていいじゃん!?
 
 
とも思うし、こんなことをバラすのは
セミナー講師イグゼロとして、どうなのよ?
 
とも思うんだけれど、事実だから仕方ない。
 
 
 
彼は、自宅の近所をジョギングし始めた。
 
しかも、最初は10kmとか5kmとかいう距離じゃなく、
1.5kmとか、そんな距離だ。
 
 
本とかセミナーとか学んだこととは
正直、まったく無関係。
 
だって、普通にジョギングしているだけだもの。
一切お金をかけずに出来る。
 
 
 
ただ、
 
 
そのジョギングという行為は、彼の中の
あるスイッチを押した。
 
 
それは、
 
 
「自分もできる!」
 
 
というスイッチ。
 
 
 
今まで走るということをほとんどしていなかったのに、
走ると走れる。
 
 
はじめは1.5kmだった距離も、
日を追うごとにのびてゆく。
 
 
2kmになり、3kmになり、
5kmになってゆく。
 
 
そして、その
 
「数値としても分かりやすい成功体験」
 
は、彼の中でゆっくりと、しかし着実に
「自信」につながっていった(と思う)。
 
 
なんと彼は、その成功体験を二次曲線的に加速させ、
走り始めて3ヶ月後には、
2日間で80km以上を走破する大会で完走を果たした。
 
 
 
 
今まで本とかセミナーで勉強をしていたとしても、
それはリアルに
 
「自分もできる!」
 
というスイッチを押すまでには
至っていなかったわけだ。
 
 
勉強は、あくまで勉強であり、準備に過ぎない。
 
いくら包丁をピカピカに磨いても、
おいしい料理には、いつまで経っても
ありつけないのと同じ。
 
 
でもそれを、学びとはまったく
無関係なところだったとしても
 
 
「自分もできる!」
 
 
というスイッチを押す行動に出て
その「できるスパイラル」に入ったのが、
彼の変化の根っこなんじゃないかな?
 
と思う。
 
 
 
この「自分もできる!」という鍵は万能で、
ある程度の自信がつくと、
他のジャンルにも応用が効くようになる。
 
 
たとえば今回の場合、彼が積み上げた自信は
 
「自分も走れる!」
 
という自信だったけれども、そこから
 
 
「セミナーコンテストに出ても、
 そこそこ行けるんじゃないか?」
 
というチャレンジ精神にも転嫁が可能になったわけだ。
 
 
ここからは想像の範囲を出ないけれど、
セミナーコンテストで今回と同じ内容を話したとしても
彼の中に
 
「自分もできる!」
 
という思いがなかったら、
そしてハートに火がついていなかったら、
入賞という成果にはつながっていなかったように思う。
 
 
知識を積み上げても、変わらなかった。
 
本を積み上げても、変わることは出来なかった。
 
それよりも、もっと根源的な
 
 
「自分もできる!」
 
 
というシンプルな思いを積み上げることで
彼は彼が心から欲していた「変化」を
手に入れることができた。というわけだ。
 
 
 
さてさて。
 
 
彼の場合は、近所のジョギングで
 
「自分もできる!」
 
という万能鍵を手に入れることができた。
 
 
しかし、もちろんジョギングだけが
万能鍵になるわけではない。
 
 
人によって、
 
「自分もできる!」
 
という自信を積み上げられる行動は違うだろう。
 
 
その上で、もし
 
「なんか、いろいろ学んでいるのに
 なかなか効果が出ないなー」
 
と、悶々としているくらいなら、
 
 
「もう、とりあえず走っちゃえよYOU!」
 
 
という言葉を贈りたいと思います(笑)
 
 
「走る」ってのは、人によって違う意味になる
だろうけれど、そんな感じ。
 
 
今回の話を聞いて、
 
「そうかー、今日もいい学びになったなー」
 
とするだけでもいいし、
 
「よし。走ってみるか」
 
とするのもいいと思う。
 
 
自分の欲しい変化を手に入れられれば
アプローチは、どんなでも良いみたいだね!
 
 
ではでは。
 

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